闇金の押し貸し被害に、子供の学校へ電話がいくかも!対処法は?
口座に現金の入金が
覚えのないお金が口座に振り込まれている!
それは押し貸しの被害にあったと思われます。
過去に闇金業者で審査を受けなかったでしょうか?
個人情報や口座番号を教えませんでしたか?
または、過去に闇金の取引がありませんでしたか?
なにも身に覚えがなくとも、個人情報を買い取った業者があなたに狙いを定めたのかもしれません。
押し貸しとは
対象者の口座へ無断で現金を振り込み、法外な利息とともに返済を要求する手口です。
すでに個人情報が複数漏れている状況ですので、実家や仕事場、果ては子供たちの学校にまで取立ての電話が行くことも。
身内や自分の会社だけでなく、たいせつな子供の身に危険が及ぶとなるといてもたってもいられなと思います。
とにかく取り返しがつかなくなる前に、押し貸しの被害にあったと気づいたら、まず次のことをすぐに行ってください。
押し貸し?と思ったらすぐにすべきこと
1、不審な入金があった口座を停止する。
2、闇金業者から電話がいきそうな場所、実家の親や会社の上司、学校の先生に状況を説明し協力してもらうようお願いする。
内容は「お金は借りていないが、押し貸しの被害に遭って取立ての電話がいき迷惑をかけるかもしれない」こというように伝えましょう。
そしてこれは違法な行為でありこちらに落ち度はなく、一切要求を飲む必要がないことも合わせて話してください。
闇金業者はお金を奪うことが目的ですので、無理に学校へ押し入ったりなど逮捕される危険のあることはしません。
ただし一度狙われると電話での脅迫は中々なくならないものです。
もし、実際に取立ての電話が自分や周りの人に及んだ場合は、最寄りの警察署や消費者センターでの相談、弁護士や司法書士に解決を依頼するなどして、闇金業者が手を出せないようにしましょう。
平成20年に「違法行為である闇金との契約は元金も払わなくて良い」と判決がでました。
これを受け、以前よりもずっと闇金業者に対する対応が被害者側に有利で進められるようになっています。
警察が業者に電話をして違法行為をやめるよう忠告することもできます。
闇金業者にとしてみれば、お金を回収したいことが目的であり、抵抗をする対象者に無理をして警察に捕まることは避けたいと考えます。
きちんと警察が介入し、行為をやめるよう申告したならば、おそらく多くの闇金業者はもう要求してくることはなくなるでしょう。
ただし場合によっては警察に満足いく対応をしてもらえないこともあるかもしれません。
中には、様々な理由をつけて別の機関へたらい回しされたりすることもあります。
そんなときは、闇金業者への取立て停止に対して経験の深い弁護士事務所に相談してみましょう。
闇金問題に強い弁護士は、独自の交渉方法を持っているので、解決へと進む可能性も高いです。
闇金業者の違法行為に屈することなく、毅然とした態度で1円もお金を払わず、専門機関に解決を委ねる。
決して払う必要のないお金を相手に渡さないように。
知識を持って、対処しましょう。
■
押し貸しの被害は相手に個人情報や口座番号をすでに渡している場合だけでありません。
教えたつもりがないのに口座番号を知っている?
ある日突然かかわりのなかった闇金業者から口座に振り込みをされることも。
それは確実にあなたの個人情報が売買されています。
闇金業者は裏でつながっていてカモとなるお客の情報を回します。
かつて闇金に手を出した人、実際にお金は借りなくても審査のために情報を提供した人は要注意。
まず闇金グループの間に情報が伝わっていると思ったほうがよいです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
まだ実際に被害はないけど、この先いつ闇金業者から連絡がくるかわかりません。
不安を抱えたまま怯え続けることのないよう、できること、正しい対処法を知りましょう。
業者があなたに連絡をしてくるのは多くが電話を使います。
その番号が繋がらなければ手を出そうにも出せません。
電話番号を変えられるものは極力変えましょう。
もし電話を受けることとなってしまったら、とにかく相手にしないこと、話に相槌を打たないこと。
闇金業者も怯えてすぐに言うことを聞くようなカモに狙いを定めます。
毅然とした態度で、屈することがなければ、相手も諦めて電話をしてこなくなります。
家族のもとや勤務先にも電話があるかもしれません。
多大な迷惑をかけることをきちんと謝罪し、身の覚えのないことであるから相手にしないで欲しいと、または「すでに退職している」と返事してもらうように対応策を伝えてください。
ここまできてしまうと、自分だけの問題では済ませられません。
きちんと説明して協力してもらえるようお願いすることが大切です。
迷惑をかけたくないから、仕事をクビになりたくないからと相手の要求を飲むように仕向けるのが無効の手口です。
決して言いなりにならずに、相手にしないでください。
もしそれでも嫌がらせの電話が止まらないようでしたら、警察や闇金問題に詳しい弁護士などに相談を。
きちんとした対応をしてもらえれば、確実に闇金業者はあなたを追うことをあきらめます。
押し貸しの手口【事例集】
架空請求と違って、押し貸しは実際に被害者の口座に現金が振り込まれます。
相手はそれをたてに、利息の支払い、貸付金(といいがかる)の返済を求めてきます。
ここでは実際にどのようなやり方で押し貸しの手口が行われているのかご紹介します。
【はじまりはわずか8,000円から】
ある日口座に振り込まれた8,000円。
返金や警察への届出をせずに相手に脅されて要求額を支払ってしまった。
膨らみ続ける利息を支払う被害者のもと、それを目をつけたほかの闇金業者からも連絡が。
結果、闇金10社以上からの借入があり、家族、会社の自宅や携帯に催促の電話が鳴り止まない状態に。
結局弁護士に相談して取立てを止めてもらったが、対応数が多く費用もかかったとのこと。
【ネットバンクに見覚えのない社名で振り込み】
見ず知らずの会社からネットバンクの口座に数千円の振込が。
社名はアルファベットの4文字。
銀行に問合せをして処理をお願いした。
【一度は断った借入れなのに】
借り入れを個人情報・口座番号など伝えて申し込みしたが、望む融資を受けられなく断念。
ところが勝手に口座に振込をされ、3万の融資+2万の手数料、5万円分の貸し出しをしたと言われる。
不要であることを伝えても勤務先に何回も電話の嫌がらせをしてくるので、仕方なく言われるままお金を払ってしまった。
その後も1週間単位で利息の支払を求められている。
闇金は違法行為ですので、借りた元金でさえも返還しなくてよいという裁判所の事例があります。
押し貸しの被害にあった。
言われるまま支払い続けてどうしようもなくなっている。
そういう方は、警察や押し貸し、闇金問題に詳しい弁護士にすぐに相談をしてください。
弁護士はかならず闇金問題に詳しいところを選ぶこと。
そうでないと「取り扱えない」と断られてしまいます。
電話やメールで無料相談もできますので、闇金専門の弁護士にまずは話を聞いてもらいましょう。